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生きものの魅力と学びを次世代へ (公財)広島市みどり生きもの協会と(株)アクアメントが協定締結

公益財団法人広島市みどり生きもの協会(以下、みどり生きもの協会。広島県広島市中区基町4番41号 理事長 荒瀬尚美)および株式会社アクアメント(以下、アクアメント。神戸市中央区磯部通3丁目17号 代表取締役社長 大倉一夫)は、925日に「施設連携に関する協定」を締結しました。

同協定の締結を契機として、みどり生きもの協会の「地域に根ざした高い専門性と公益性」、アクアメントの「柔軟な運営力・企画力」が連携することで、利用者にとってより豊かな体験を届ける新たな取り組みをスタートします。今後、両社が管理運営する各施設の利用率向上や、社会的価値と来館者満足の向上を目指してまいります。

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1.協定の目的

それぞれが管理運営する施設において、動植物等生物に関する展示・教育及び研究活動並びに事業を促進することにより、博物学分野の発展と地域の活性化に寄与します。

2.協定主体

1)公益財団法人 広島市みどり生きもの協会

  緑のまちづくりの推進、公園、公園施設、動物公園、植物公園および昆虫館の管理運営並びに利用の促進、生きものに関する調査研究および教育・普及など各種事業を展開しています。

緑豊かな都市環境の形成および市民の心身の健全な発達を図るとともに、生物多様性の保全に貢献することを目的としています。

管理運営施設:広島市安佐動物公園、広島市植物公園、広島市森林公園こんちゅう館

2)株式会社 アクアメント

 水族館の管理運営を中心に、企画・開発計画、水槽設備および展示演出の設計、学芸普及および研究活動まで、水族館事業を総合的にマネジメントしています。また、水族館を核とした環境社会への貢献、観光まちづくりの展開など、水族館がもつポテンシャルを最大限に生かした次世代に誇る水族館の実現を目指しています。

管理運営施設:四国水族館(香川県宇多津町)、AQUARIUM × ART átoa(神戸市)、スマートアクアリウム静岡(静岡市)、広島もとまち水族館1031日開業予定)

3.協定にもとづく連携内容の概要

主な連携内容については、以下の事項となります。

1)生物に関わる飼育・栽培・展示および学術研究

  みどり生きもの協会が管理運営する3施設とアクアメントが管理運営する4施設において、生物の飼育・展示に関する技術交流のほか、フィールド調査や研究活動の相互協力など

2)生物に関わる環境教育および社会教育

  両社の管理運営施設において、環境・社会教育プログラム・企画展の共催、環境学習会やワークショップへの講師派遣など

3)学術情報、資料等の貸借、交換等

  両社の調査・研究活動で得た知見や学術発表等に関し、必要かつ可能な範囲での情報の交換、同様に標本や資料等の相互貸与、交換など

4)施設の利用促進のための催事・営業

  中心市街地に位置する広島もとまち水族館において、全施設の情報発信、両社が管理運営する複数施設の利用促進のための営業施策やキャンペーン、集客イベントの共同開催など

5)人材の育成

 両社の職員の相互派遣、研修会や情報交換のための交流会開催など

6)地域社会への貢献

  地域と協力しながら、広島観光の発展に尽力し地域活性化に貢献

4.スタートアップとしての取り組み

  広島もとまち水族館のオープン(1031日)を契機として、下記の内容を先導的に着手することが決定しました。

1)広島もとまち水族館でオオサンショウウオの常設展示

広島もとまち水族館において、特別天然記念物オオサンショウウオ(安佐動物公園から2個体を貸与)を常設展示します。これにともない、オオサンショウウオの飼育技術に関し、安佐動物公園において広島もとまち水族館職員の研修を実施(10月予定)

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オオサンショウウオ貸与個体

2)広島もとまち水族館で安佐動物公園、植物公園、森林公園こんちゅう館の展示コーナー設置

広島もとまち水族館内において、みどり生きもの協会が管理運営する各施設(安佐動物公園、植物公園、森林公園こんちゅう館)の展示コーナーを設置します。

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みどり生きもの協会各施設の展示コーナー(イメージ)

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